図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

カテゴリ: ハボウキガイ科

201.スエヒロガイ
肥後目録掲載標本番号309
Pinna atropurpurea G.B.Sowerby 1825
ハボウキガイ科 スエヒロガイ
沖縄県名護市屋我地島 257.0㎜ 2021年採集

ここでは同じ学名で、フィリピン産の貝を紹介しています。
本来日本の貝に充てられた和名という考えで、フィリピンの貝には和名を付けていませんでしたが、同種なのかもしれません。
フィリピンのものよりやや細く、殻も薄めです。


36.Pinna epica
Pinna epica Jousseaume 1894
ハボウキガイ科
スミス列岩近海サンゴ網水深150m~200m 156.5㎜ 1998年採集

この学名Pinna epicaは、カラボウキガイにあてられている学名です。
殻は非常に薄く、殻表面には突起はありません。
日本のカラボウキガイは、この貝によく似ていますが、もう少し殻が厚く、殻表に小さな突起を伴った放射肋があり、この貝のように成長線以外はない貝とは少し違います。
もちろんこの仲間には、突起の有無は変異の範囲と思える種類もたくさんありますので、一概に別種と断定できないかもしれません。

35.Quantulopinna atropurpurea
Quantulopinna atropupurea Gmelin 1791
ハボウキガイ科
フィリピンマスバテ島水深5m~20m 247.0㎜ 2008年採集

殻はやや厚めで、扇型に広がります。
殻全体が黒褐色で、放射肋等はありません。
この学名はスエヒロガイにあてられた学名で、スエヒロガイはもっと薄質で細めな貝で、この貝とは違う貝です。
海外の文献でこの貝を同定や検索すると、この学名に当たるようです。
それでこの学名に同定しています。

34.Atrina hystrix
Atrina hystrix S.C.T.Hanley 1858
ハボウキガイ科
フィリピンバリガサク島水深240m 131.2㎜ 2010年採集

殻はふと短く、強い放射肋上に大きな鱗片があります。
薄い褐色ですが、上部下部に黒色の彩色があります。
この画像の個体はフィリピン産ですが、南部堺漁港でも採集されているようで、日本にも分布しているようです。


33.Atrina serra
Atrina serra Reeve 1858
ハボウキガイ科
和歌山県御坊市沖水深50m~60m 46.5㎜ 2007年採集

殻は小型の種類で、薄質です。
前方から中央付近までは広がりますが、そこから後方へは窄まります。
殻表には、小さな突起を伴った細い放射肋があります。

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