図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

2017年09月

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肥後目録標本番号744
Melliteryx puncticulata Yokoyama 1924
ハチミツガイ科 ハチミツガイ
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 死殻個体 9.5㎜ 1979年採集
 
殻は良く膨れ、横に長いおにぎり型で薄く半透明です。
画像では解りにくいですが、殻表には細かな顆粒状の彫刻があります。
肥後目録には異名でヒダトリハチミツガイの名前がありますが、殻の前後縁に4~5本の放射状の肋がある個体もありますので、それに付けられた名前だと思います。
 
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肥後目録標本番号744
Melliteryx puncticulata Yokoyama 1924
ハチミツガイ科 ハチミツガイ(ヒダトリハチミツガイ)
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 死殻個体 8.9㎜ 1979年採集
 
 
 

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肥後目録標本番号743
Platymysia rugata Habe 1951
オキナノエガオ科 オキナノエガオ
和歌山市毛見名草浜 死殻個体 6.9㎜ 2003年採集
 
殻は非常に薄く脆いです。
扁平で細い成長肋がありますが、周囲のみ確認出来て、殻頂から周囲近くまでは曲がった粗い畝状の表面となります。
 

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肥後目録標本番号741
Kamekia pisiformis Kuroda & Habe 1971
コハクノツユ科 ソバノミガイ
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 死殻個体 7.7㎜~8.8㎜ 1979年採集
 
ドレッジより採集した個体ですが、個体数はかなり少なく、稀産種なんだろうと思います。
殻は半透明で、中央で良く膨れ前方に細くなります。
殻表には薄い成長肋以外はなく、光沢があります。
 
 

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肥後目録標本番号738
Lionelita denticulata Deshayes 1856
コハクノツユ科 キザミシタタリ
串本町潮岬オゴクダ浜 死殻個体 18.6㎜ 1999年採集
 
殻は良く膨れ、表面には光沢があります。
殻表面には彫刻等はなく、薄く細い成長肋があるのみです。
内面の周囲には、刻み目があり、この貝の特徴の一つです。
オゴクダ浜を含む串本周辺で採れるこの貝は、非常に大きくなり、他の地域の物とは比較になりません。
 
 

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肥後目録標本番号737
Nesobornia trigonalis Yokoyama 1924
コハクノツユ科 ミツカドコヤマガイ(サンカクセワケガイ)
串本町上浦海岸 生貝個体 10.5㎜ 2009年採集
 
最初この貝は、729セワケガイとして紹介する予定でした。
近海産貝類図鑑では、そう同定されていましたが、第二版ではサンカクセワケガイとして新称となっています。
肥後目録を見ると、この学名の貝には、ミツカドコヤマガイと言う和名が付けられていて、どう言う経過かは解りませんが、今回の新称となっています。
近海産図鑑第二版には、このように学名や和名の変更になった物がたくさん載せられていますが、未だにその説明はありません。
せめて、改定の第二版には、そう言った経緯ぐらいは載せていて欲しいものです。
 
殻は扁平で綺麗なおにぎり型です。
殻表には、細い放射状に筋が全面にあります。
埋もれた転石の下などに着いていますが、その下には必ずユムシ類がいます。
何らかの関係があると思われます。
 

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