図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

カテゴリ: フジノハナガイ科

215 トゲナミノコガイ
Donax scortum Linnaeus 1758
フジノハナガイ科 トゲナミノコガイ
タイ プーケット島西水深1m~2m  47.0㎜ 2004年採集

殻は特徴的な三角形で、腹縁が丸いです。
殻表面には、やや板状になった成長肋と、前部には放射肋があります。

イメージ 1
肥後目録掲載標本番号960
Chion dysoni Deshayes 1855
フジノハナガイ科 タイワンフジノハナガイ
ベトナム ビントウアン省ファンティエート ムイネビーチ 13.8㎜ 2017年採集

殻はフジノハナガイより細く横長になります。
後部には、放射肋と成長肋で、顆粒状となります。


イメージ 1
肥後目録標本番号965
Latona faba Gmelin 1791
フジノハナガイ科 リュウキュウナミノコ
沖縄県石垣島川平湾  死殻個体 18.0㎜ 1980年採集
 
ナミノコガイに比べ、横が短く丸い印象を受けます。
全体に薄い成長肋がありますが、放射肋はありません。
殻色は、ナミノコガイと同様に変化に富みますが、放射状の色彩は現れません。
 
 

イメージ 1
肥後目録標本番号964
Latona cuneata Linnaeus 1758
フジノハナガイ科 ナミノコガイ
串本町上浦  生貝個体 21.2㎜~25.2㎜ 1998年採集
 
棲息している所には多産する貝で、串本では上浦海岸に多産しますが、それ以外ではまだ確認できていません。
殻は平たく、やや厚質です。
後部に顆粒状の放射肋があり、残りのほとんどが平滑化ごく低い放射肋となります。
殻色は変化に富み、白色から暗灰色の物まであります。
 

イメージ 1
肥後目録標本番号963
Tentidonax kiusiuensis Pilsbry 1901
フジノハナガイ科 キュウシュウナミノコ
串本町上浦  死殻個体 6.4㎜ 1997年採集
 
殻は小型で、三角定規の鋭角な方の様な形をしています。
殻頂後部にある稜角から後端にかけての狭い範囲に放射肋があります。
それ以外の部分はほぼ平滑です。
 

このページのトップヘ