図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

カテゴリ: キクザル科

242 Chama sp
Chama sp
キクザル科 不明種
那智勝浦町浦神沖水深130m 7.9㎜ 2024年採集

殻は白色で、ウミギクのように、白い放射状の棘列があります。

241 Chama comedusae2
Chama comedusae Matsukuma 1996
キクザル科 和名なし
那智勝浦町浦神沖水深130m 7.0㎜ 2024年採集

水深100mより深い所のキクザル科は、少ないと思います。
殻は小型で丸くよく膨らみます。
殻表には、成長輪肋が少し板状に立ち、その先に細い針状の棘が並びます。

66.ハチノスキクザル
Chama cerion Matsukuma & Hamada 2003
キクザル科 ハチノスキクザル
鹿児島県屋久島粟生海岸 16.6㎜ 2006年採集

殻は小型円形で、厚質です。
殻表には、放射肋と成長肋で、ハチの巣状の小孔が無数にみられます。
白色で、薄い褐色の放射彩の入るものもあります。


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肥後目録標本番号709
Amphichama argentata Kuroda & Habe 1958
キクザル科 ウンモザル
南部町堺漁港 生貝個体 17.0㎜ 1978年採集
 
小型の貝で、深い所から採集されます。
表面は、名前のウンモ(雲母)を連想する薄い鰭の重なりがあります。
鰭には光沢もあります。
 
 

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肥後目録標本番号706
Pseudochama retroversa Lischke 1870
キクザル科 サルノカシラ
串本町上浦海岸 生貝個体 41.5㎜ 2003年採集
 
潮間帯の岩礁に着いていますが、単体でいることが多いです。
通常のキクザルの仲間とは反対方向に曲がります。
形はケイトウガイのように細くなり、表面に突起などはありません。
 
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肥後目録標本番号706
Pseudochama retroversa Lischke 1870
キクザル科 サルノカシラ
串本町上浦海岸 生貝個体 41.5㎜ 2003年採集
 
 
 

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