図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

カテゴリ: ワタゾコツキヒガイ科

243 Semipallium sp 1


243 Semipallium sp 2
Semipallium sp
ワタゾコツキヒガイ科 不明種
串本町潮岬沖ドレッジ揚り水深100m 35.8㎜1998年採集

形や特徴がツヅレノニシキに似ているように思うので、この属のspとしています。
水深の深い所からこのような貝が採れることがないので、不明種としています。
他にも採集されているようなので、偶然の生息ではなさそうです。
殻表面には、低く畝状の放射肋が8本程度あり、その上も含めて細い放射肋が全面に見られます。
殻内面は。赤く彩色されます。

210.ケシハリナデシコ
Cyclopecten ryukyuensis Hayami & Kase 1993
ワタゾコツキヒガイ科 ケシハリナデシコ
沖縄県伊江島北東大洞窟水深26m 2.0㎜ 2007年採集

海底洞窟に生息する微小貝類です。
殻は半透明で、広い間隔の輪肋と10本程度の放射肋で、粗い格子状となります。

209.カクレツキヒ
Parvamussium crypticum Hayami & Kase 1993
ワタゾコツキヒガイ科 カクレツキヒ
沖縄県伊江島大洞窟水深26m 2007年採集 5.3㎜

海底洞窟に生息する微小の種類です。
殻全体に放射肋があり。成長輪肋も見られます。

149.Complicachlamys wardiana
Complicachlamys wardiana Iredale 1939
ワタゾコツキヒガイ科
フィリピン ボホール パングラオ島 36.8㎜ 1995年採集

149.Complicachlamys wardiana2
Complicachlamys wardiana Iredale 1939
ワタゾコツキヒガイ科
フィリピン ボホール パングラオ島 36.8㎜ 1995年採集

殻はダイアナナデシコなどに形が似ています。
膨らみは弱く、殻表には細い放射肋があり、数本おきに盛り上がった肋となります。
フィリピン図鑑のは、この焦げ茶色やオレンジ以外にも違う色合いが紹介されています。


45.ウスハリナデシコ
Chlamydella tenuissima Hayami & Kase 1993
ワタゾコツキヒガイ科 ウスハリナデシコ
串本町有田水深9m 2.0㎜ 2003年採集

形はコモチハリナデシコに似ていますが、殻はもっと薄く半透明です。
殻表には、細い放射肋がありますが大きく拡大しないとほとんどわかりません。
洞窟性の二枚貝です。


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