図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

カテゴリ: ナギナタソデガイ科

11.タイワンベッコウソデガイ
Portlandia exotica Okutani et Lan 1999
ナギナタソデガイ科 タイワンベッコウソデガイ
台湾 29.1㎜ 1996年採集

殻は後方に少し長くなり、後端は尖ります。
前端から殻中央付近までは、斜めの肋が細かく出ますが、後方へは薄い成長線のみとなります。
手に入れた画像の個体のデータを見ると、記載年より古い標本のようで、面白いですね。


10.Yoldia sp
Yoldia sp
ナギナタソデガイ科
台湾東港沖水深80m~120m 17.2㎜ 2005年採集

ナギナタソデガイに似ていますが、殻は非常に薄く、光沢が強いです。
或いは地方的な変異個体なのかもしれませんが、別に載せておきます。



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肥後目録掲載標本番号92
Yoldia excavata Dall 1925
ナギナタソデガイ科 キタノフリソデガイ
ワシントン Cape Disappointment 20~30fms 28.0㎜ 1992年採集

殻は前縁は丸く後縁は尖ります。
殻表は光沢が強く、後背部の少し前方から中央付近まで斜めの肋があります。


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肥後目録標本掲載番号101
Yoldiella philippiana Nyst 1844
ナギナタソデガイ科 キビソデガイ
福井県福井沖水深150m 2.6㎜~3.1㎜ 1989年採集
 
日本海に生息する小型の種類です。
殻頂は高くなって、全体も殻は膨れています。
小さい割に殻質もやや厚めです。
 
今日でナギナタソデガイ科までが終わります。
水深1000mを越える種類や、化石種などもあって、目録の106種類中58種類の掲載です。
まだまだ持っていない物が多く、この辺は今後の目標と言う事ですが、たくさんありますね。。
明日からは、フネガイ科に入ります。
 

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肥後目録標本掲載番号100
Portlandia lischkei Smith 1885
ナギナタソデガイ科 オオベッコウキララ
愛知県遠州灘産 29.1㎜ 1978年採集
 
ベッコウキララに形は似ていますが、殻皮が黒っぽくなる事、後端がやや尖る事で区別されます。
ベッコウキララよりも大きくなります。
 
 

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