図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

2020年02月

173.Cardiomya fortieculpta
Cordiomya fortieculpta Kuroda 1948
シャクシガイ科
台湾水深250m~400m 16.6㎜ 2001年採集

肥後目録ではこの学名の貝は、カイジャクシガイの異名となっています。
カイジャクシガイに比べ、膨らみが弱く大型になり、殻表の肋も異なります。
タイワンシャクシという名前があるようです。


172.Cuspidaria corrugata
Cuspidaria corrugata Prashad 1932
シャクシガイ科
フィリピン 23.5㎜ 2003年採集

殻は膨らみが強く、薄質です。
殻表には、うねった太い成長肋があります。

171.Cetoconcha sp
Cetoconcha sp
スナメガイ科
フィリピン 9.8㎜ 2012年採集

以前紹介したヨワビイドロスナメガイに似ていますが、後部の飛び出しが長くなります。
或いは個体変異の範囲かもしれませんが、いくつかの個体でこの特徴が出ています。
殻表には、微顆粒があります。


170.Poromya sp
Poromya sp
スナメガイ科
フィリピン 12.5㎜ 2002年採集

フィリピン図鑑ではビードロスナメガイの学名で載せられている貝だと思います。
ここに紹介したビードロスナメガイとは後部の括れが大きくなる点で違うのではないかと思っています。


169.Poromya sp
Poromya sp
スナメガイ科
鹿児島県奄美大島南西沖水深314m 6.2㎜ 1998年採集

この仲間なのかどうかは全く自信がありません。
殻表の微細な顆粒でこの仲間に入れています。
殻は横長で、ワタゾコスエモノガイのような形です。


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