図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

2019年12月

117.Semelangulus sp
Semelangulus sp
アサジガイ科
沖縄県恩納村 7.0㎜ 2009年採集

殻の形はザンノナミダに似ていますが、後部の飛び出しはありません。
殻表も、薄い成長線のみで、鈍い光沢があります。


116.ザンノナミダ
Semelangulus lacrimadugongi Kato & Osuga 2007
アサジガイ科 ザンノナミダ
沖縄県竹富町鳩間島 5.1㎜ 2008年採集

殻は特徴的な形で、前方に丸く後方に尖ります。
膨らみは著しく弱く、扁平に近いです。
殻表面には、間隔を置いて輪肋が現れます。


115.Scutarcopagia sp
Scutarcopagia sp
ニッコウガイ科
フィリピン 35.5㎜ 2008年採集

殻はサメハダヒノデガイなどに形が似ています。
殻表のうろこ状の成長肋は、周辺になるにつれて大きくなります。

114.Macalia sp
Macalia sp
ニッコウガイ科
フィリピン 22.0㎜ 2008年採集

アマサギガイの小さい個体のような形をしていますが、殻質が薄く、膨らみが強いです。
また、周辺の丸みも強めです。
手に入れた個体はこの個体が最大なので、これくらいの大きさまで成長するようです。

113.Dallitellina rostrata
Dallitellina rostrata Linnaeus 1758
ニッコウガイ科
マレーシア ティオマン島ドレッジ揚り水深10m~20m 41.8㎜ 2002年採集

殻はノコギリダイミョウガイに似ていますが、寄り厚質で大きくなります。
殻表の成長輪肋も、同心円ではなく乱れます。

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