図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

2019年08月

ヤフーブログの終了に伴い、こちらに引っ越してきました。
まだ来たそのままですが、そのまま使うかもしれませんし、手を加えるかもしれません。
記事が無事だったので、一安心です。

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肥後目録掲載標本番号1157
Ensisolen sicarius Gould 1850
マテガイ科 ズングリエゾマテ
アラスカ南部 ketchikan Foggy Bay 70.3㎜ 2004年採集

殻はエゾマテの太さや光沢などはよく似ています。
エゾマテとは殻の反り具合が強いことで区別されます。

2016年4月24日のキヌタレガイの記事から始めたこのブログも、今日で肥後目録にある番号付きの貝の紹介は終了します。
約3年と4か月続きました。
紹介した種類数は、1132種類で、肥後目録1617種類中の約7割となりました。
紹介できなかった貝も、深海のものや化石種、稀産種や実態の不明な種を除くと、今後手に入るものもあまりなさそうで、個人が集めるものとしてはこれが限界に近いのかなというのが今の思いです。
まだ、肥後目録以後に発表された種や不明種、日本周辺で記録されるかもしれない東南アジア方面の貝なども紹介するつもりでしたが、このヤフーブログの終了ということもあって、今月いっぱいはブログの引っ越しと整理もかねて更新を休みます。
無事引っ越しできれば、来月辺りからまた更新を続けたいと思いますので、このブログをご覧になっていただいている方には、引き続きよろしくお願いいたします。
また残念ですが、このブログにコメントをいただいた方々には、コメントの引っ越しはできないこととなりましたが、次のブログでのコメントもよろしくお願いします。<m(__)m>



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肥後目録掲載標本番号971
Tellinella incerta Sowerby 1825
ニッコウガイ科 マルヒメニッコウガイ
ミクロネシア ポンペイ 29.1㎜ 2007年採集

原色世界貝類図鑑Vol.2熱帯太平洋編では、イヌシタザラという和名で載せられています。
ヒメニッコウガイに似ていますが、殻表には成長輪肋があり、中央部で特に強くなります。
殻頂には、八の字状の紅彩を持ちます。
殻頂から後腹縁にかけて、強い陵があります。



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肥後目録掲載標本番号960
Chion dysoni Deshayes 1855
フジノハナガイ科 タイワンフジノハナガイ
ベトナム ビントウアン省ファンティエート ムイネビーチ 13.8㎜ 2017年採集

殻はフジノハナガイより細く横長になります。
後部には、放射肋と成長肋で、顆粒状となります。


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肥後目録掲載標本番号909
Tridacna gigas Linnaeus 1758
シャコガイ科 オオシャコ
沖縄県石垣島水深8~10m 176.0㎜ 1982年採集

殻表の放射肋は太く、通常4本から6本程度と少ないですが、この画像の個体は5本あります。
若い個体は、肋間の放射状の筋があると書かれていて、この個体は小さいので特徴はあっています。
太い肋上には鰭はありません。
日本での産出はかなり少ない種類の一つです。


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