図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

2019年06月

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肥後目録掲載標本番号1551
Haliris multicostata A.Adams 1862
オトヒメゴコロガイ科 ウネシゲゴコロガイ
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 7.7㎜ 1978年採集

殻は四角形で、膨らみは強いです。
殻表には、顆粒を伴った細い放射肋が密にあります。
殻内面は、強い真珠光沢があります。



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肥後目録掲載標本番号1550
Spinosipella deshayesiana Fischer 1862
オトヒメゴコロガイ科 ウズマキゴゴロガイ
串本町潮岬沖ドレッジ揚り 5.7㎜ 1978年採集

この画像の貝は少し小さい個体です。
でも、その分放射肋上の小さな突起は綺麗に残っています。
殻表には、放射肋が18本程度あります。
殻内面は、強い真珠光沢があります。




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肥後目録掲載標本番号1549
Stirpuliniola ramosa Dunker 1882
ハマユウガイ科 ハマユウガイ
南部町堺漁港 53.4㎜ 1997年採集

画像の貝は通常のハマユウガイに比べ細いです。
殻の基部はくびれが強く、最下部はスカート状ですが周囲の管状の穴は少ないです。
基部から少し上に左殻が見えます。




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肥後目録掲載標本番号1548
Penicillus strangulatus Chenu 1843
ハマユウガイ科 ヨリメツツガキ
沖縄県西表島南西沖水深40m~70m 53.4㎜ 2007年採集

殻は薄質円筒形で、先端で少し細まります。
基部はスカート上に細い管状の集まりとなります。
二枚貝としての発生部分は、小さな二枚貝が残り、寄り目を連想する形をしています。


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肥後目録掲載標本番号1547の次のcf
Warnea penis Linnaeus 1758
ハマユウガイ科 ジョウロガイ
台湾 99.2㎜ 1970年採集

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肥後目録掲載標本番号1547の次のcf
Warnea penis Linnaeus 1758
ハマユウガイ科 ジョウロガイ
台湾 99.2㎜ 1970年採集

殻は口に近くなるにつれて細くなります。
基部はスカート上に細い管が並び、中央にはドーム型に細かな穴の開きます。
この形がジョウロのように連想されたのかもしれません。




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