図鑑を作る(二枚貝編)

二枚貝の画像図鑑を目指しています。 基本、日本及び周辺地域産軟体動物総目録(肥後目録)の番号で載せています。 最近の分類体系は使用していないため、ここをご覧いただいている方は、それぞれご自身で科の確認をお願いします。

2017年10月

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肥後目録標本番号784
Scintilla timorensis Deshayes 1856
ウロコガイ科 イオウノシタタリ
串本町野𣷓漁港 生貝個体 10.5㎜ 2002年採集
 
殻は丸く良く膨れ、光沢が強いです。
表面には、薄い成長肋があります。
内湾の、還元層の深く埋もれた転石の下に着いているのが見つかります。
 
 

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肥後目録標本番号783
Scintilla philippinensis Deshayes 1856
ウロコガイ科 ベッコウマメアゲマキ
沖縄県今帰仁村 生貝個体 12.2㎜ 2015年採集
 
殻は楕円形で、薄く白色半透明です。
表面には、ほとんど成張肋はなく、やや波打った感じです。
軟体は、黒褐色の触手が6本あり、そう言った特徴を見ないと殻だけの同定は難しいですね。
 
 

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肥後目録標本番号780
Scintilla violescens Kuroda & Taki 1961
ウロコガイ科 イナズママメアゲマキ
串本町橋杭 生貝個体 12.1㎜ 1978年採集
 
殻は薄く半透明で、薄紫色をしています。
殻表には、強弱のある成長線があり、光沢もあります。
 

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肥後目録標本番号779
Scintilla ambigua Deshayes 1856
ウロコガイ科 コハクマメアゲマキ
沖縄県名護市屋我地島 生貝個体 14.5㎜ 2007年採集
 
殻は半透明で、良く膨れます。
腹縁は、合わせ目に隙間が出来ます。
画像でも解るように、殻表には打痕の様な細かな点があります。
 
 

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肥後目録標本番号778
Yamamotolepida semicircula Habe 1976
ウロコガイ科 ヤマモトウロコガイ
御坊市名田町下楠井漁港 生貝個体 5.5㎜ 1994年採集
 
殻は半透明で、薄く非常に光沢があります。
背縁は挑戦的で、その他の部分は半円状となります。
殻表は、成長に合わせ平滑ではなくやや凹凸があり、成長線はありません。
 
 

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